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骨壺 (こつつぼ)

骨壺(こつつぼ)は、人間および動物の焼骨・洗骨を収めるための容器である。本項では日本における例を中心に述べる。

古代においては蔵骨器(または骨蔵器)とよばれ、土師器や須恵器の甕を転用したものが多かったが、金属製のものや石をくりぬいたものなど、多様性に富んでいた。蓋や本体に銘文が陰刻されることも多く、きわめて貴重な金石文史料である。中世においても、常滑焼、瀬戸焼、信楽焼などの大衆的な陶器が用いられ、五輪塔などの石造物の下ややぐら内に埋納された。 現代でも陶磁器使用がメインである。最近では、デザインも多彩となり、中には自ら絵付けしたものを生前に選定しておくことも行われるようになった。またペットにも骨壺が使用されるようになった。

最終更新 2009年8月12日 (水) 04:04  出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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